無意識の行動=習慣 この意味は?
潜在位意識を使いこなすということは、意識して行動するのではなく、
無意識レベルでの行動が出来るようになるということです。
以前にも書きましたが、車の運転を例に取ると分かりやすいと思います。
私の体験談ですが、初めて運転免許を取り車の運転をする時は、
運転以外のことなどほとんど出来なかったことを覚えています。
その当時、マニュアル車が一般的だったので、シフトチェンジするため
左手を使い、右手にハンドル。
右足はブレーキとアクセルペダル。左足は、クラッチ操作と両手両足使いの
忙しさでした。
それが、段々と運転が慣れてくるにつれて、タバコを吸う、ジュースを飲む、
地図を見ながら運転する、音楽を楽しむ(CD選曲などの操作)など、
問題なく普通にやれるようになりました。無意識が覚えたのです。
車の運転の仕方を。
身体が、今やるべき動作を覚えているので、運転することに、大きな意識を
働かせる必要がなくなり、その代わり別の行動が出来るようになったのです。
今は、ほとんどの車がオートマ車なので、もっと簡単でしょうね。
時間を忘れて研究や仕事に没頭し、周りから「大変ですね」「辛いでしょうね」と
言葉を掛けられても、本人は「ケロッ」としているケースがあります。
これは、本人が「好きなこと」として、または、「楽しみながら」
やっている(無意識レベルで思っている場合もあります)
want to〜(◯◯したい)状態で、
have to〜 (△△しなければならない) 状態ではない。ココが大事です。
努力や根性が長続きしない理由の秘密がココに隠されています。
つまり、潜在意識を使いこなすという意味は、
習慣化することと同じ意味ということです。
私たちの多くは、1日の活動時間のおよそ40~50%近くを、
普段と変わらない何らかの習慣的な、いつもと同じ行為に費やしている
と言われています。
朝、目が覚めてから、家を出るまでの行動。
(洗顔、歯みがき(どの歯から磨き始めるか)身支度(服を着る順序など)、
靴を履く時(左右、どちらから履くのか)など一連の行動
職場についてからの過ごし方。
仕事の前に一服タイムを過ごす人、コーヒーを飲む人、メールチェックなど
人それぞれに「仕事を始める前の習慣」があったりします。
そして問題は、その仕事を終えて帰宅してからの過ごし方です。
世の中の大多数の人は、帰宅後に食事や入浴を済ませた後、テレビを見たり
ネットでyou yube 動画を見たり、ネットサーフィンをされると思います。
スマホでゲームやラインに時間を費やす方もいると思います。
多くの方が、昨日と代わり映えのしない「今日」を過ごしています。
「無意識は、安定を好みます」「昨日と同じ今日」を望むのです。
私達が顕在意識で「変わりたい」と願っても中々変われない理由が、この
「現状維持機能」「恒常性」です。
辛い、苦しい、不平、不満だらけの今の仕事と「頭の中で思っていても」
無意識レベルでは「それが心地良い」(安定しているから)のです。
では、どのようにして「今の現状を変えていけば良いのか」
- 自分の望む行動を、無意識レベルで行える「習慣化」へ向けて
私の体験談を踏まえて、次回にご案内したいと思います。
潜在意識を活用して、より良い人生を❗
この記事がお役に立てば、幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。