変化を嫌う潜在意識とは
こんにちわ。
前回は、潜在意識と好転反応のついてのお話でした。
今回は、もう少し掘り下げて潜在意識のお話をさせていただきます。
潜在意識とは、自律神経組織と言われています。
私たちが、コントロール出来ない心臓や内臓、食物の消化、呼吸など、ほとんどのものをコントロールしている自律神経は、別名「生命維持装置」とも呼ばれます。
つまり、潜在意識は私たちを生きながらえさせる為に存在していると言えます。
「潜在意識は、自分の命を守っている」
身近な例をあげると、風邪を引いた時、「熱」が出たり、「食欲が低下」します。
「熱」が出るのは、体内に侵入したウィルスを白血球が対処して発生するものです。
「食欲の低下」も、食物の消化という作業は、身体に大きな負担がかかる作業なので、潜在意識が「今は食事よりもウィルス退治が優先」という理由で食欲が低下します。
野生の動物も、ケガをした時などは、じっとしてむやみに動かないようです。
この自律神経組織は、24時間、365日絶え間なく働き続けてくれています。
顕在意識である私たちの肉体が、夜眠っている時も、休むこと無く心臓を動かし全身へ血液を送り、呼吸することで酸素を取り入れています。
この一連の働きは、常に安定的に行われています。というか、安定して行わねば大変です。睡眠中の呼吸の回数が半分で良いはずはありませんからね。
また、潜在意識は外の環境に対しても、同じように作用します。
夏、暑くなると、汗を出して熱を逃し体温の上昇を防ぎ、一定に保つ。
冬、寒くなると、身体を震わせ、熱を作って体温を下げないようにする。
このように潜在意識は、安定を保とうとします。実は、このことが悪い方向に働く場合があります。それは、「今の現状を変えたい」と変わろうとする時です。
・収入を増やしたい ・もっとダイエットしてキレイになりたい
・タバコを止めたい・会社を辞めて起業したい・転職したい
わたし達が、何か変化しようとする時に強烈なブレーキが働き
「現状維持作用」が働いてしまうのです。
次回は、この現状維持作用の対処法をご案内します。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございます。